— ラガード研究所-資料室-

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李朝[韓国美術]

明日より韓国ソウルへ行ってきます。李朝の文化に少しでも触れられればと考えています。

高麗美術館に勤める山本さんとポジャギの先生である中野さんから、韓国美術を考えるときの基準として、下の3つのことを教えて頂きました。

1.-儒教の教え- 孔子の論語を広げたもの

.-「モッ」という感性-これは日本の江戸時代の「粋」という概念ですが、日本の粋と同じ意味ではありません。

3.-ケンチャナヨ-(大丈夫、大丈夫という意味ですが、日本語よりよりルーズな考え方)

この3つを視点として、なにか見つかればこのブログにてご紹介したいと思います。

Lagado研究所

12月23、24、25日にて今年の営業の最終とさせて頂きます。どうぞよろしくお願いします。

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最近気になる考え方に、[ブリコラージュ]という考え方があります。

ブリコラージュ(Bricolage)は、「寄せ集めて自分で作る」「ものを自分で修繕する」こと。「器用仕事」とも訳される。元来はフランス語で、「繕う」「ごまかす」を意味するフランス語の動詞 “bricoler” に由来する。

この考え方は、例えば山で遭難した時、リュックの中にあるものだけで、雨風をしのぐ為の道具を作ったり、鉛筆を束にして松明を作ったりするなどの、限られた材料の中で工夫して物を作り出す方法に似ています。

今年タイでは、洪水に見舞われ辺り一面が水浸しになりました。そこで、タイの人たちは、限られた材料を使って下の写真のような道具を作り出しました。

ショッピングカートを通路として利用

写真をアップにして見ると、とてもよく出来ています。車輪の歯車部分はとてもおもしろいです。

前は、舟の部品?真ん中はドラム缶?後ろは発電機でしょうか。なぜかこれを見るとわくわくとしてきます。

浮き輪

お風呂で使う椅子をサンダルとして利用。

このブリコラージュという考え方は、エンジニアや職人という意味の反対の考え方として用いられます。

普通ものを作る場合、設計図を作ってそれに一番合う材料を選定して組み立てていきますが、このブリコラージュの場合はとりあえずいまあるもので組み合わせたり、作り出していきます。

この考え方が好きな理由は、とてもわくわくするからです。誰でも参加型、難しいルールがありません。

この考え方で作られているものに、韓国李朝のチョガッポなどが当てはまりそうです。

「刺繍ポジャギとチョガッポ展」9月3日(土)~11月6日(日)

http://ton-bo.boo.jp/junk/blog/2011/09/17/「刺繍ポジャギとチョガッポ展」9月3日土~11月6日/

ブリコラージュ(Bricolage)という手法

http://ton-bo.boo.jp/junk/blog/2011/01/31/ブリコラージュ(bricolage)という手法/

アイデアが閃く環境って?

http://ton-bo.boo.jp/junk/blog/2010/03/19/アイデアが閃く環境って/

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京都鴨上賀茂神社近くにある高麗美術館にて「刺繍ポジャギとチョガッポ展

が始まりました。

韓国李朝時代の韓国版風呂敷の事で、布の端切れをパッチワークしていくものです。

柔らかい幾何学模様がなんともいえません。

日本は、技術主義で職人というスタイルが定着していますが、韓国李朝の民芸は、もっとおおらかで、下手な人でもどんどん作っても構わない、そんなゆるさを感じさせます。

物作りをしていると、何が大事なのか分からなくなる事がありますがそんなときは、こんな民芸品が道しるべになります。

ポジャギを作っているおばあちゃんに、何をイメージして作っているのか聞いたところ、「これは、私の村の地図です。」と言ったそうです。1800年代

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李朝の祝の鳥

韓国の結婚式にはかかせない道具。
どんな種類の鳥を模したものなのか諸説あるようです。
有力なのは、鴨や雁だと言われています。

このキロギの首には 漢字で男と書かれていたので相方があるようです。

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韓国 真鍮の錆びたスプーン

よく見ると、宇宙の縮図のような錆び具合です。

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↑朝鮮陶磁 展
東京 
場所 日本民藝館
4月1日から6月27日

↑ あなたが選んだコレクション名品展
京都
場所 高麗美術館
4月10日から6月6日

↑李朝「木偶」展
東京
場所 李白 東京都世田谷区宮坂3-44-5
4月20日から6月20日
京都
場所 李青 京都市上京区河原町通今出川下ル二筋目東入ル
7月7日から8月8日

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今月もやってきました、天神さん。
何件か行きつけのお店も出来てきました。
こちらが今月の戦利品です。

↑上の梅干しみたいなものは、鉱物 砂漠の薔薇です。
前回、李朝の糸巻きを買った一番すきなお店で、李朝の小皿(木製)を3つ買いました。
陶器はすべて5000円以上してなかなか手が届きませんがいつか必ず目がこえたら購入しようと思います。
ちなみに、私の大好きな作家、長谷川竹次郎さんの行きつけのお店だったことが判明しました。
本物を置いてあるということに関してはとても安心できるお店だと思います。

今日教えて頂いたこと。
1,茶碗の後ろの土の部分を水につけると、とても土臭い匂いがする。偽物は匂いがしない。
2.茶碗の直径が13.5センチから14センチのものはなかなか手に入らない。
3.韓国で売っている李朝のものには偽物が増えてきた。

といっていました。これからもここに通って勉強です。

↑ホーロー製のパレット
うん、きたない。見方によっては現代幾何学絵画かな。

↑裁縫の小物入れ 材質 アルミ
中には、まち針やボタンが入っています。

↑ホーローのお皿と鉄製マチばさみ。
「こんなん買うのはあんちゃんだけだ」と言われたなかなかの品。ふふふラッキー。

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最近は北野天満宮での朝鮮の糸巻きを初め、なにかと朝鮮のモノに接する機会が増えてきました。
今日は、京都上賀茂神社の近くにある高麗美術館へ
2月14日まで、新春特別展 朝鮮虎展が開催されている。
 中に入るとそこには虎の掛け軸や、虎の民芸品など虎にまつわるモノがおよそ50点ほどありました。あまり見慣れていない文化のせいか、とても斬新に思え興奮しました。


朝鮮虎 玩具
う〜〜ん、めちゃくちゃ欲しい、、、、。

朝鮮虎 玩具


朝鮮虎 玩具


鵲虎図

目の眼

日本には元来虎は生息していないが、朝鮮では現に虎が棲んでいてとても身近な存在だった。日本の虎の絵と比べるとちょっと違和感があるのはそのためだろうか?

ちなみにこれは、東京は青山のベニヤ民芸店で買った群馬県の民芸品の虎です。やはり朝鮮虎に比べてリアリティーがない感じがします。
○ベニヤ民芸店
http://beniya.m78.com/


一つ200円で買ったクリアファイル 右は、羊????らしい。ださかっこいい。

また、ここの美術館にはおよそ40年の歳月を重ね集めた1700点の様々な種類の朝鮮の品がある。
とくに李氏朝鮮(李朝)時代の家具は見物です。
李朝の家具は力の抜け方が絶妙なものが多い。

昔から日本の骨董好きは、李朝信楽で死ねると言われているらしい。
李朝時代、日本では室町初めから明治末までの約五百年間。
前期は、真摯に技術的完成度を求めた時代
中期は、どこか一息抜いてゆったりした時代
後期は、堅く焼きしまって青みがかかった完成度の高い時代


幾何学模様の中に民族的な雰囲気が漂う。
朝鮮ポジャギ
http://pojagi.jp/

李朝のものに出会える所
高麗美術館
http://www.koryomuseum.or.jp/

日本民藝館

柳宗悦がコレクションした李朝の品を見ることが出来ます。
http://www.mingeikan.or.jp/home.html

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