— ラガード研究所-資料室-

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実践天体観測

一、午后の授業

「ではみなさんは、そういうふうに川だと云われたり、乳の流れたあとだと云われたりしていたこのぼんやりと白いものがほんとうは何かご承知ですか。」先生は、黒板に吊した大きな黒い星座の図の、上から下へ白くけぶった銀河帯のようなところを指しながら、みんなに問をかけました。



これは「銀河鉄道」宮沢賢治の冒頭部分。この川は天の川を表している。英語で天の川を[the milky way]と呼ぶ。
私たちの地球は太陽系に属している、またその太陽系は天の川銀河[the milky way Galaxy]の中に存在している。
空を見上げて見える天の川は私たちの住む地球を取り巻く銀河の形(棒渦巻銀河)だ。
その中にはおよそ1000億個の恒星(太陽みたいな光っている奴)がいるらしい。

ちなみに下の写真が天の河石 鉱石です。

地球の未来は、50億年すると太陽が死に、地球も消滅する。その前に一番近くにある銀河であるアンドロメダ銀河(250万光年-光の速さで250万年かかる-)が少しずつ近づいてきて30億年後に衝突するようだ(計算でもはっきりしている)。

また、最近の研究では、銀河の中心にはみんなブラックホールを持っているらしい。ナンダソレハ。詳しくはwebで。

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当たり前のように思える問いがこんな場所に繋がっているんだと

思えるのはとてもわくわくする。

もしこの宇宙が、無限に続く永遠の宇宙ならば、夜空はなぜ明るくない(星の光で煌々と輝いていない)のだろうか?

無限に続く永遠の宇宙には無限個の星が含まれているはずであり、宇宙の年齢が無限ならば、星の光が我々のところに届く時間は無限にあったことになる。

それではなぜ、夜空はあらゆる星からやってくる無限の光に満ちていないのだろうか?(オルバースのパラドックス)

有力説はビックバンだと言われている。

宇宙がわずか数十億年前に作られたのなら、その時間内でわれわれのところまで光が届く星は、ある体積内に含まれるものに限られる。

なぜなら光の速度は秒速30万キロでしか進めないからだ。つまり、宇宙の年齢が有限で、光の速度も有限なら、夜空の光の量は有限だとう結論になる。そしてわれわれが目にする夜空はそうなっている。

宇宙の年齢 137億才

太陽 50億才

地球 45.5億才

写真

Copyright: John Frost Newspapers

The newspaper: The Independent

The date: April 24, 1992

The news event: How the Universe began

内容

宇宙創生 下巻 p251

S・シン

新潮文庫

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海外の旅行ガイドブックで、Lonely planetという本がある。
この英語の意味を、孤独な惑星=地球=人が住むたった一つの星 という意味だと思っていたのだが、「宇宙創成」サイモン・シン(新潮文庫)におもしろい文章を見つけた。

まだ、地球が宇宙の中心という考え方だった頃、規則正しく動く星(恒星)の他に、奇妙な動きをする5つの星があった。
 それが、水星、金星、火星、木星、土星だった。これらを恒星と区別して、「惑星(planet)」とよんだ。
これは、ギリシャ語の「放浪者(プラネーテース)」が語源で、地球から見ると、下の図の上部分のように火星は逆に戻ってまた進み始める。
地球が宇宙の中心だった当時の考え方から見ると、火星は右下の図(b)のような花の形をした公転をすることになる。
実際は地球は太陽の周りを公転しているのでこの動き方(a)はいたって普通の見え方になる。

(a現在 (b)当時の天動説の考え方

見かけ上、火星(惑星)が放浪しているように見えるなんて気づきませんでした。
Lonely planetとは孤独な放浪者という意味でしょうか?
よくよく考えたら日本語でも惑星(まどうほし)になっている!びっくりした。

惑星という名は、天動説の名残の言葉だったのか。

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地上約600km上空の軌道上を周回する天体望遠鏡です。こんなものが空を飛んでいるなんて。

ハッブル宇宙望遠鏡がとらえた写真

http://heritage.stsci.edu/gallery/gallery.html

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20091227 2009122702

この本はめちゃくちゃおもしろかった。
私たちの取り巻く世界や宇宙が、実験と論理に基づいた神秘性を持っていることに驚きをかんじた。

自分が宇宙に対してなにげなく考えていたことも、物理学における歴史の観点、思考の観点から照らし合わせられたことも大変刺激になった。

また、物理学の言葉はユニークなものが多く今後うまく自分の作品とリンクさせていこうと思う。

amazon 宇宙を織りなすもの

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ginga_rogo
宮沢賢治の代表作「銀河鉄道の夜」の世界を、日本を代表する
デジタルファインアーティスト KAGAYAが3年の歳月をかけて映像化した作品です。
大阪市立科学館の直径26.5mの大型ドームいっぱいに、
コンピューターグラフィックで描き上げられた
幻想的な銀河鉄道の夜の世界が広がります。

大坂市立科学館

12月5日から3月31日まで

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20091218
家にとうとうやってきた。
昔クリスマスに体のサイズくらいのおもちゃを手にした時の
征服感にとても似ていた。
 これで土星の輪っかみてやろう。
ふふふ。

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午後10時過ぎ
気温5°くらい
満点の星空に、双子座流星群が30分におよそ20個ほど発見。

今度は、土星、月、火星を天体望遠鏡で見よう。

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ojisan

双子座流星群。

じいさん「ばあさんや、今日は何個星採れたん」

ばあさん「六つ採れましたや。」

作品(上の写真)

黒柿のぐいのみの中にアンティーク人形添え

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hutago

オリオン座の左上あたりです。

12月14日午前2時より 鴨川デルタにて

ふたご座流星群を鑑賞しようと思います。

ふたご座を中心に、流れ星が放射状に流れる。

さて何個見ることが出来るでしょう。

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