— ラガード研究所-資料室-

-夜が暗いのはなぜ-オルバースのパラドックス

当たり前のように思える問いがこんな場所に繋がっているんだと

思えるのはとてもわくわくする。

もしこの宇宙が、無限に続く永遠の宇宙ならば、夜空はなぜ明るくない(星の光で煌々と輝いていない)のだろうか?

無限に続く永遠の宇宙には無限個の星が含まれているはずであり、宇宙の年齢が無限ならば、星の光が我々のところに届く時間は無限にあったことになる。

それではなぜ、夜空はあらゆる星からやってくる無限の光に満ちていないのだろうか?(オルバースのパラドックス)

有力説はビックバンだと言われている。

宇宙がわずか数十億年前に作られたのなら、その時間内でわれわれのところまで光が届く星は、ある体積内に含まれるものに限られる。

なぜなら光の速度は秒速30万キロでしか進めないからだ。つまり、宇宙の年齢が有限で、光の速度も有限なら、夜空の光の量は有限だとう結論になる。そしてわれわれが目にする夜空はそうなっている。

宇宙の年齢 137億才

太陽 50億才

地球 45.5億才

写真

Copyright: John Frost Newspapers

The newspaper: The Independent

The date: April 24, 1992

The news event: How the Universe began

内容

宇宙創生 下巻 p251

S・シン

新潮文庫

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