— ラガード研究所-資料室-

MOMOと時計屑と鉱物指環

MOMO

モモ』 (Momo) は、1973年発表のドイツの作家ミヒャエル・エンデによる児童文学書。

机の上の蒐集したモノタチを見ると、そのモノの輪郭や部品などの断片から時間という得体の知れないものを見つけようとしている。
モモにかなり影響を受けています。 時間ってなんなんでしょう。

時間の唯一の特徴は、過去には戻らない、永遠に現在から未来へと一つの→の方向へ向かっていくというのが定説ですが、
熱力学第二法則だと、なんと時間が完璧に初期の状態に戻ることも0%ではないのです。
例えば、モモの本のページを全部ばらばらにして、空に投げてそれを重ね合わせた時、すべてのページがそろっていることはありえる、故に本のページを全宇宙の歴史とするなら、すべての歴史がもとに戻ることも0%ではないのです。
詳しくは、「宇宙を織りなすもの」をご覧下さい。空間と時間というもっとも基礎的なものを人類がどう考えてきたかがわかる本です。私も物理素人ですけどめちゃくちゃおもしろかったですよ。

0 comments
Submit comment