— ラガード研究所-資料室-

二人目の星の案内人、中尾優司(Yuji Nakao)さんのご紹介です。

二人目の星の案内人、中尾さんのご紹介です。中尾さんは、先々月発売した「京都こっとうさんぽ」を見て、Lagado研究所に遊びに来て頂きました。
その時、お店にある宇宙フィルムを表示するプロジェクターの絵を見て、ことごとくその写真の正体を、教えてくれました。
宇宙フィルム自体のデザインだけでもおもしろいのに、その写真が何を意味しているのか分かるともっとおもしろい事に気づきました。
お話を伺うと、26歳という若さながら宇宙の勉強を沢山して来られたのがよくわかりました。
そして、中尾さんの登場で、今回の夏の星企画のアイデアが生まれました。

彼も日常を違った角度で見せてくれる人です。最近は、エジプトに関心があるようで、ヒエログリフなんかも書いてしまいます。8月4日(土)は、中尾さんの情熱ある宇宙話ぜひお楽しみください。

中尾優司さん(真ん中は、大阪市立科学館にあるアインシュタイン像)

(8月4日のイベントの先生です。)

1985年 大阪生まれ。

大阪市立科学館 友の会 評議員。

現在奈良大学大学院では運慶、快慶について研究中。

 

1.星に興味を持ったきっかけを教えてください。

1.小さい頃といっても、その時は幼稚園児にもなっていませんでしたが、母方の祖父が望遠鏡で木星と土星を見せてくれました。今考えれば、それが始まりのような気がしています。
しかし、宇宙についての知識を本格的に学ぶようになったのは小学生のときの大阪市立科学館との出会いでした。また、友の会(大阪市立科学館)の入会はさらに多くのことを学びました。高校に入ってから一度辞めましたが、最近また入会しました。
ちなみに、大学でも天文部に入ってました。
ですが、大阪市立科学館と友の会がなければ今の私とは大きく変わっていたんじゃないでしょうか。

2.今は、どのような星に関する活動をされていますか?

2.今年から大阪市立科学館で友の会の評議員になりましたし、また事務局員では企画担当になりました。ただし、評議員や企画はまだそれらしいことは行っていませんが、これからいろいろなことを行っていくと思います。
次に今は休止していますが、科学館のサークルで宇宙の発表を何回かしていました。内容は惑星から星雲、星団、銀河まで至ります。また、再会されれば発表してみたいですね。ちなみに、そのサークルは宇宙についてわかりやすく学ぶサークルで、宇宙についてわからないことがある人や、これから宇宙について学びたい人のために作られたサークルです。
他には科学館での市民天体観望会の手伝いをしています。これは、望遠鏡で見たい天体を自分で入れるという作業や、参加された方への解説を行っています。また、今年は金環日食や金星の太陽面通過がありましたので、そのときも手伝いとして参加しました。

3.今一番興味のある宇宙のトピックを教えてください。

3.やっぱり惑星ですね。市民天体観望会でもいろんな天体を入れますが、望遠鏡に惑星を入れたときが一番うれしいですね。なかでも土星は大変好きな惑星です。まずは、なんといっても環ですね。環は毎年見え方が変わるので飽きさせません。さらに、土星の環には隙間があります。それが望遠鏡で見えたときは本当にうれしいですね。
次に土星の周りを回っている衛星はなかなかいいですね。土星の衛星は一つ一つに個性があります。例えば、タイタンやミマス、エンケラドゥスといった衛星は個性が大変出ています。なかでも感動ものは羊飼い衛星ですね。この衛星は環の美しさを保つために重要な衛星なんです。だから、本格的に宇宙を研究するならば惑星のなかでも土星についての研究で、細かく言えば衛星の研究をしてみたいです。
他には昔の人がどのように宇宙について考え、どのような記録を残し、それをどのように解釈するかという宇宙考古学といったことを今自己流で勉強しています。

4.Lagado研究所の授業はどのようにしていきたいですか?

4.ラガード研究所の講座では、楽しく学べる講座を作りたいと考えています。なぜなら楽しく学ぶことで、宇宙の面白さを知ってほしいからです。また、とてもわかりやすく、天文学に親しみの持てる講座にしていきたいですね。

5.来てくれるお客様へ一言お願いします。

5.決して難しくありませんので、気軽にお越しください。固くならなくていいですよ。また、わからなかったらいろいろ質問してくださいね。
それでは、天文学について楽しく学んでいきましょう。

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