— ラガード研究所-資料室-

三人目の星の案内人、玉澤春史(Haruhumi Tamazawa)さんのご紹介です。

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京都大学大学院理学研究科
宇宙物理学教室/附属天文台にて、現在太陽の研究をしている玉澤春史(たまざわはるふみ)さんです。
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1.星に興味を持ったきっかけを教えてください。

今になって思い返してみれば、ですが、
小学校低学年は夜空に星座を探すのが
好きだったり、プラネタリウムのパンフレットを
懸命に読んでいたりしていました。
科学全般が好きだったので年ごとに
興味はいろいろ移りましたが、大学に
入って研究室紹介のイベント時に
宇宙関係の研究室の見学をして、
再び宇宙関係に興味が戻りました。

2.今は、どのような星に関する活動をされていますか?

大学院で太陽や銀河中心にある「磁場」が関係した
構造や現象についての研究をしています。シミュレーション
を用いてどのような物理がもとになって説明できるかを
解明しようとしています。
また、宇宙・天文関係ということで京都府内の
学校に出前授業を行うこともあります。

3.今一番興味のある宇宙のトピックを教えてください。

望遠鏡や観測衛星が大型化・高性能化しているので
話題には事欠きません。予想しなかったようなものが
出てくると単純に楽しいです。
自分の研究範囲関連ですと、太陽で起こっている
現象と同じ物理で働く現象が他の天体でも
起こっている証拠がでてくるときは特に注目しています。
個人的には来年起こると言われている、銀河中心
ブラックホールへの分子雲接近で何が起こるかが
注目しています。

4.Lagado研究所の授業はどのようにしていきたいですか?

「授業」といった一方通行ではなく、あくまで「話題提供」
という立ち位置です。会話の中で「こんなのもある」というのが
でれば楽しいですし、「こういうものが作れる」とか
「こういうことをやりたい」など刺激になればと考えています。

5.来てくれるお客様へ一言お願いします。

今回のような試みは自分としても
初めてですので、「たまたま隣にいた客の話がおもしろそう
だったので質問してみた」ぐらいになればよいかと思います。
お互い気軽にいきましょう。

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