— ラガード研究所-資料室-

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本のご紹介

http://www.amazon.co.jp/種子のデザイン-旅するかたち-INAX-BOOKLET-岡本-素治/dp/4872758579

子孫を残す目的の為、様々な形に変化した種子たちを紹介しています。

その造形がたまらなくかっこいいのでぜひご覧になってください。

–子孫を残す為の戦略–

羽をつける種子

風で飛ぶように綿をつける種子

雨の雫を利用して飛び散る種子

動物にくっついて遠くへ行く種子

イカダの形をして川を流れていく種子

などおもしろい工夫がたくさんあります。

種子の展示会のご案内

INAXギャラリーの巡回企画展は、年間4本の企画展を3つの会場で巡回展示しています。今回、「種子のデザイン-旅するかたち- 展」は、9月9日(金)ギャラリー名古屋からスタートします。INAX独自の視点で作り上げた企画展示をぜひ、ご覧ください。ギャラリー1(東京)での開催は2011年12月1日(木)から、ギャラリー大阪の開催は2012年3月10日(土)からを予定しています。

http://www.lixil.co.jp/newsrelease/2011/095.htm

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種子たちの知恵

この本もお勧めです。

http://www.amazon.co.jp/種子-タネ-たちの知恵―身近な植物に発見-多田-多恵子/dp/414040230X

こちらは、前回紹介したアルソミトラの種です。世界で一番大きな羽を持つ種子です。

ただ今どのように標本化しようか考え中です。やはり飛んでいる姿がいいです。

動画もございますのでご覧下さい。

http://ton-bo.boo.jp/junk/blog/2011/05/10/アルソミトラの種%E3%80%80グライダーのモデル/

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前回紹介したブライアン グリーンの「宇宙を織りなすもの」の新作

「隠れていた宇宙」が出版されました。

とてもわかりやすく物理の歴史が紹介されて、物理初心者の自分でもどんどんその世界に浸透していきました。

前回の「宇宙を織りなすもの」では、古典物理から現代の物理までの宇宙の捉え方の遍歴が紹介されています。

ニュートンが見つけた宇宙

アインシュタインが見つけた宇宙

とても小さい空間でおこっている事をとらえる量子力学

そして、量子力学と相対性理論を融合させるかもしれないと言われる

超ひも理論に言及しております。

そして、今回の「隠れていた宇宙」では、

超ひも理論を正しいと仮定する事で、宇宙は無限種類の宇宙で出来ているという、単なる想像で宇宙を表現するのではなく、今実験結果として分かっていることから必然と導きだされる宇宙について書かれています。

宇宙に興味のある方はぜひ読んでみてください。

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MOMO

モモ』 (Momo) は、1973年発表のドイツの作家ミヒャエル・エンデによる児童文学書。

机の上の蒐集したモノタチを見ると、そのモノの輪郭や部品などの断片から時間という得体の知れないものを見つけようとしている。
モモにかなり影響を受けています。 時間ってなんなんでしょう。

時間の唯一の特徴は、過去には戻らない、永遠に現在から未来へと一つの→の方向へ向かっていくというのが定説ですが、
熱力学第二法則だと、なんと時間が完璧に初期の状態に戻ることも0%ではないのです。
例えば、モモの本のページを全部ばらばらにして、空に投げてそれを重ね合わせた時、すべてのページがそろっていることはありえる、故に本のページを全宇宙の歴史とするなら、すべての歴史がもとに戻ることも0%ではないのです。
詳しくは、「宇宙を織りなすもの」をご覧下さい。空間と時間というもっとも基礎的なものを人類がどう考えてきたかがわかる本です。私も物理素人ですけどめちゃくちゃおもしろかったですよ。

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一、午后の授業

「ではみなさんは、そういうふうに川だと云われたり、乳の流れたあとだと云われたりしていたこのぼんやりと白いものがほんとうは何かご承知ですか。」先生は、黒板に吊した大きな黒い星座の図の、上から下へ白くけぶった銀河帯のようなところを指しながら、みんなに問をかけました。



これは「銀河鉄道」宮沢賢治の冒頭部分。この川は天の川を表している。英語で天の川を[the milky way]と呼ぶ。
私たちの地球は太陽系に属している、またその太陽系は天の川銀河[the milky way Galaxy]の中に存在している。
空を見上げて見える天の川は私たちの住む地球を取り巻く銀河の形(棒渦巻銀河)だ。
その中にはおよそ1000億個の恒星(太陽みたいな光っている奴)がいるらしい。

ちなみに下の写真が天の河石 鉱石です。

地球の未来は、50億年すると太陽が死に、地球も消滅する。その前に一番近くにある銀河であるアンドロメダ銀河(250万光年-光の速さで250万年かかる-)が少しずつ近づいてきて30億年後に衝突するようだ(計算でもはっきりしている)。

また、最近の研究では、銀河の中心にはみんなブラックホールを持っているらしい。ナンダソレハ。詳しくはwebで。

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当たり前のように思える問いがこんな場所に繋がっているんだと

思えるのはとてもわくわくする。

もしこの宇宙が、無限に続く永遠の宇宙ならば、夜空はなぜ明るくない(星の光で煌々と輝いていない)のだろうか?

無限に続く永遠の宇宙には無限個の星が含まれているはずであり、宇宙の年齢が無限ならば、星の光が我々のところに届く時間は無限にあったことになる。

それではなぜ、夜空はあらゆる星からやってくる無限の光に満ちていないのだろうか?(オルバースのパラドックス)

有力説はビックバンだと言われている。

宇宙がわずか数十億年前に作られたのなら、その時間内でわれわれのところまで光が届く星は、ある体積内に含まれるものに限られる。

なぜなら光の速度は秒速30万キロでしか進めないからだ。つまり、宇宙の年齢が有限で、光の速度も有限なら、夜空の光の量は有限だとう結論になる。そしてわれわれが目にする夜空はそうなっている。

宇宙の年齢 137億才

太陽 50億才

地球 45.5億才

写真

Copyright: John Frost Newspapers

The newspaper: The Independent

The date: April 24, 1992

The news event: How the Universe began

内容

宇宙創生 下巻 p251

S・シン

新潮文庫

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20091227 2009122702

この本はめちゃくちゃおもしろかった。
私たちの取り巻く世界や宇宙が、実験と論理に基づいた神秘性を持っていることに驚きをかんじた。

自分が宇宙に対してなにげなく考えていたことも、物理学における歴史の観点、思考の観点から照らし合わせられたことも大変刺激になった。

また、物理学の言葉はユニークなものが多く今後うまく自分の作品とリンクさせていこうと思う。

amazon 宇宙を織りなすもの

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2009121802
そして気づいた。
己の肉体の分子も、宇宙船の分子も、
クルーの仲間の肉体の分子も、
その原型ははるか昔に
宇宙で作られいたのだと。
すべてはつながっていて一体なのだと。
他と私ではなく万物は一つなのだと。
エドガー ミッチェル(アポロ14号月着陸船操縦士)

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