— ラガード研究所-資料室-

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toy story

20150831 ジャメヴュ(未視感)⇔デジャビュ(既視感) 見慣れているはずの光景や物事が、まるで未体験の事柄であるかのように感じられること。   海で漂着物の拾いものをしていると、このジャメヴュという感覚に陥るときがよくある。子供のときからよく見ているもの(石や木や草や欠片など)が、海に洗われて全く別のものに見える錯覚を起こす。 この感情は私にとってとても大切で、今までの私自身が無意識のうちに作り上げていたそのものの価値観を一度ゼロに戻してくれる。 この写真は、福井県若狭湾で見つけたヘチマ。色素が落ち、所々崩れかけている。これが新しく手に入ったヘチマです。

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箱の魅力はどこにあるのだろう。
この古い鳩時計のパーツを入れる箱の淵部分は荒くカットされ、糊付けも適当に見える。
箱を製作する上で、手間をかけることが至高とは言えないんだなあ、と思う一品です。

 

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20140710-01
↑アンチモニーで出来た国旗。
いいものに出会ったとき、これを作った人のもとへワープ出来ないかいつも考えてしまいます。

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20140619-01

能登半島、不思議な所です。
旅に出かけると、同じ時間に全く違う生活をしている人たちを知る事ができます。
漁港を多く見てきました。
こんな場所で生活出来るんだ?という、感情が生まれます。
自分の世界の小ささを知ることが出来るのはとても楽しいことです。
ふと頭に思い出す光景。

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木工所の解体現場から出てきた紙箱です。
私の好きなCy Twomblyの絵が浮かび上がっております。

Cy Twombly

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第五回東京蚤の市に来て頂きまことにありがとうございました。
今回は、琵琶湖、奥能登、和歌山、愛媛、屋久島の漂流物を展示販売させて頂きました。
これらは、名前が無いのでインターネットで検索しても出てきません。
名前が与えられていないものを日本では、名無しの権兵衛と呼びます。
英語だと、「John Doe」(ジョン・ドウ)と呼ぶようです。

こいういった名前が無いものをこれからも集めていこうと思っております。

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20140211-01

先週は、京都の拾い物好き仲間と琵琶湖へ拾い物へ行ってきました。
みんなが真剣な目でコーミングする姿はあまり見かけたことがなかったのでとても新鮮に映りました。
みなさん沢山のお宝ものを車につめて満足げでした。私が拾ったのはボールです。

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20130927

明治時代の地蔵。弁柄の履物が似合っています。高さは10センチほどの小さい地蔵です。
100年間もの間手を合わせているお地蔵。

追記)9月29日
これは、聖徳太子立像というものでした。
聖徳太子が2歳の時、「南無仏」と唱えたら掌の間から舎利が出現したという伝説から作られた、南無仏太子像(なむぶつたいしぞう)。

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能登半島で見つけた「隕石のように見える石」です。こちらも東京蚤の市で巣立っていきました。
何百年と歳月をかけこの形になったのでしょう。立派な年代物です。
最近は、名前のあるものよりも名前のないものに興味を抱いています。

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こちらは、スイス製の鳩時計のオルゴール部分のパーツです。鍵盤が既に錆びてしまい動かない状態でした。
それを、サラダ油で塗り、右の車輪をゆっくり手動で回したら、音が鳴りました。
ですが、もうすでに音はずれてしまい、元の音源さえも分からない有様。
でも、なぜか気に入ってしまい東京蚤の市へ持って行きました。
名前は、「音痴なオルゴール」として東京蚤の市に出品させて頂きました。
おそらく売れないだろうと思い置いていたのですがめでたく引き取り手が見つかりました。
とても大事にしてくれそうな方だったので、うれしい限りです。

雑貨、ゴミ、アート、不要品、骨董というような名前は、そのモノに絶対的に付属しているものではなく
それを見た側の解釈に過ぎないのだと今回の東京出張では教えていただきました。
Lagado研究所では、売り手としてこれらを古道具としてお売りさせて頂きます。
出張して色々な方に見て頂くのもとても楽しい経験となりました。

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