— ラガード研究所-資料室-

3つ星

畑が広がる小道具を売っている古民家の縁側でぼ〜っとしていると、3羽の雀が飛んできた。と思った瞬間、それが流れ星だと気づく、「流れ星だ!」と叫ぶと同時に目の前の畑に落ちる。「ドスッ」、「ドスッ、ドスッ」。
それを見つけた周りの子ども達が、急いで拾ってくるんだけどそれぞれが青、紫、黄色のまばゆい光りに包まれている。
自分は、放射能の心配でなかなか近づけずにいたのだがそれを子ども達がウィスキーのボトルのようなもので瓶詰めにする。
まだ、かなり熱い。瓶に触ると40度以上はあった。
瓶詰めにした流れ星は、雪の結晶のような模様でまるで生きているように脈を打つ光りを放つ。実際に見ると、案外こんな形なんだと実感する。

綺麗だ。でもその光りがだんだんと消えていってしまうような気がして、今度は放射能の心配もせず、じっと見つめる。
あの落ちたときの「ドスッ」という見かけより重い音が耳に残る、

流れ星の夢をみた。

2 comments
  1. 1103 says: 2010年4月28日12:41 AM

    センセイ、御無沙汰しております。
    へんてこりんなオブジェも好きですが
    こちらの文章、素敵すぎ。
    ツイートよりも断然。

  2. タケシト says: 2010年4月29日11:24 PM

    1103さんへ
    ご無沙汰しております。
    こんなリアルな夢を見たのはひさしびりで、思わず寝起きにすぐに書き付けました。その1週間後、本当にアメリカで隕石が落ちたそうな。めでたし、めでたし。

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