ブリコラージュ(Bricolage)という手法
ブリコラージュ(Bricolage)は、「寄せ集めて自分で作る」「ものを自分で修繕する」こと。「器用仕事」とも訳される。元来はフランス語で、「繕う」「ごまかす」を意味するフランス語の動詞 “bricoler” に由来する。
ブリコラージュする職人などの人物を「ブリコルール」(bricoleur)という。
ブリコラージュは、理論や設計図に基づいて物を作る「エンジニアリング」とは対照的なもので、その場で手に入るものを寄せ集め、それらを部品として何が作れるか試行錯誤しながら、最終的に新しい物を作ることである。
フランスの文化人類学者・レヴィ=ストロースは、著書 『野生の思考』(1962年)などで、世界各地に見られる、端切れや余り物を使って、その本来の用途とは関係なく、当面の必要性に役立つ道具を作ることを紹介し、「ブリコラージュ」と呼んだ。彼は人類が古くから持っていた知のあり方、「野生の思考」をブリコラージュによるものづくりに例え、これを近代以降のエンジニアリングの思考、「栽培された思考」と対比させ、ブリコラージュを近代社会にも適用されている普遍的な知のあり方と考えた。
(wiki)
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「ブリコルール」の仕事ぶりはこんなふうに進みます。
「計画を立てると彼はわくわくする。でも、彼が最初にやるのは回顧的な手続きである。これまでに集めたり作ったりしてきた道具と素材の全部を彼はじっとみつめる。そして、その一覧表を作るか、あるいは新しく作り直す。そして、ここが肝心なところなのだが、彼はそれらの道具材料を選び取る前に、彼の抱える問題にこれらすべての素材と道具がどんな応答をなし得るのかを数え上げるために、それらと対話を始めるのである。彼の〈宝庫〉を構成するこれらの雑多なオブジェに彼は問いかけ、それらのひとつひとつが何を〈意味する〉ことができるのかを知ろうとするのである。」(Ibid., p.28)
ブリコルールの野心は「有限のリソース」から「無限の意味」を引きだそうとするところにあります。
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こういった言葉がある事を知って救われました。
冷蔵庫の有り合わせで作る料理、遭難した時リュックの中に入っているものだけで組み合わせて生き抜く考え方、目の前のものを使ってなんとか形にすることをすべてブリコラージュ的思考と呼ぶんですね。
野生の思考(ブリコラージュ)というように、元来人間が普通に持っていた思考方法でエンジニアリング的思考よりも遥かに長く使われてきた。
自分の場合、エンジニアリング的思考で出発するとどうしても行き詰まって無理くりつじつま合わせが始まり、細部がぐだぐだになってしまう。
結局の所、「今は出来ない」と答えが出て問題が解決されてしまう。
でも、このブリコラージュ的思考で出発すると確かに全体の形はきれいではないけど前に進んでいける。
この考え方を磨いていけばなにかにたどり着けそうです。
これは淡嶋さんのことですね!
心強いですね。
試し刷りあがってきたので近々寄せていただきますー
はい、とても融通のきく考え方でいろいろな場面で試してみたいと思います。
試し刷り楽しみにしております。
こんばんわ!
S子の姉の髭彼氏です
突然のコメントすいません笑
いい言語知りました!!!
ありがとうございます!
ちなみに僕の好きな言葉は触覚です。
1800年頃の眼鏡きになるので時間あるときまた見に行きます!
触覚も、野生的思考ですね。触覚で面白い記事がありましたので後でぜひ見てみてください。これからこの本を熟読してまたご紹介したいと思います。また丸眼鏡ぜひ見に来てください。楽しみにお待ちしております。