— ラガード研究所-資料室-

宮沢賢治を巡る冒険 道中1

岩手に到着して最初に撮った写真です。午前8時位に電車の中で撮影しました。

ふと、今日は雨かなと残念に思っていたのですが雨は降っておらず霧状のもやが辺り一面に広がっていました。太陽は上空で輝いているのですが、霧のせいで地面までその光が届いていません。 京都では、普段見る事のない天気だったのでちょっと写真におさめました。

宮沢賢治との最初の出会いは、小学校の国語の教科書にあった「オツベルと象」だったと思います。
有名な作品としては、「注文の多い料理店」、「銀河鉄道の夜」、「アメニモマケズ」などがあります。
個人的に好きなのが、「シグナルとシグナレス」です。この舞台を見る事が今回の旅の一番の楽しみでもありました。

最初に向かった場所は、鉱物アソビという本に掲載されていた「石と賢治のミュージアム」です。 花巻から若干離れていて、ちょっと行くのに気が引ける場所なのですが、掲載されている写真がとても良かったので朝一番で行く事に。

電車では、花巻から東京方面に1時間ほど普通列車に揺られながら一ノ関駅に向かいます。

ここで、ドラゴンレール大船渡線とうローカル線に乗り換えなのですが、この電車が一時間に一本しかないので要注意。

時刻表

http://www.ougonrail.com/time.htm

この電車の終点は、テレビで大きく報じられた気仙沼です。そこまでわずか1時間ほどの場所にいるんだなと思いながらも、この場所では震災の被害はあまり感じられませんでした。

電車に乗り込むと、2両の電車なのですがほぼ満席状態。もしやみんな宮沢賢治ファンなのかといぶかりつつ、陸中松川駅まで30分揺られます。

この時間になると、霧は消えてとてもいい天気になりました。

遠くでは、至る所で山が削られています。宮沢賢治が晩年サラリーマンとして働いていた東北砕石工場と石と賢治ミュージアムまでもうすぐです。

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