— ラガード研究所-資料室-

第二回星空教室月見会終了いたしました。

先日は、場所の突然の変更の中、多くの方に来て頂き誠にありがとうございました。

今回のテーマは、月はいったいどんな影響を地球に及ぼしているのだろうという事、また月と日本人をテーマにしたお話でした。

廣瀬先生の講座を聞いて思ったことは、日本語の言葉には多くの天文学の影響があるのだなあという印象を受けました。

満月は十五夜というのに、なんで15日ではないのか、一日の発音がツイタチなのは何でか、などなど。

昔使っていた暦にその原因がありました。

月の満ち欠けを基準にした太陰暦、太陽を基準とした太陽暦。

月を基準にした太陰暦を主に使っていたので、必ず15日は満月になること。

また、一日(ツイタチ)は、新月の次の日で、太陽が沈むころ、うっすらと西の地平線に月がお皿のように立つ姿を見て、

月が立つ、で月立(ツキタチ)からその言葉がなまってツイタチになった事など、色々な場所でその影響が伺えました。

東洋と西洋での月の捉え方の違いも大変興味深く、東洋では比較的月は、親しみ深いものとして考えられていて西洋では

ルナティックは頭が狂った人など、月にはなにか悪い影響を地球に及ぼすものと考えられていました。

地球にいて最も身近な星、月。4日後は、中秋の名月です。この時期は比較的曇りが多いそうなので、満月前後でも見る事が出来たら

ぜひ名月を楽しんでください。

 

今回の月見会にあわせて二月四日可否さんに作っていただいた芋名月です。

昔から中秋の名月は、芋をお供え物としていたそうです。

 

0 comments
Submit comment