— ラガード研究所-資料室-

黄鉄鉱採掘へ -奈良-

今回の旅のメインです。

宝石探し―関西地学の旅 大阪地域地学研究会 (著)

黄鉄鉱
鉱石の一つに黄鉄鉱と言われるものがある。
好きな鉱石で、俗称「にせものの金」と言われている。なんとその鉱石が奈良で手に入ることをこの本で知った。
この本は、関西圏で取れる鉱石の場所を丁寧に教えてくれる楽しい本です。

※行き方は思った以上に大変でしたのでもしこれを見て行かれる方は、アウトドアの本などをみて装備をしてください。水は1リットルは最低必要です。

行き方
電車 近鉄大阪線桜井駅からバスで「不動の滝」下車(だいたい500円くらい) その後徒歩2キロメートル(1時間半くらいかかります。)

バス乗り場は、談山神社行きのバスで、南口の1番 14系統です。
http://jikoku.narakotsu.co.jp/form/asp/ejhr0060.asp?fromcd=-3&dia=2&daykind=1
1時間半に1本くらいしかないので気をつけて下さい。


バスに揺られ20分くらいで、「不動の滝」というちょっと薄気味悪い場所で降りる。
1月なので、人も見えず予想以上に寒い、この写真の場所でユニクロのフリースを重ね着して、ホッカイロを用意して出発。
左手に目印となる滝が見える。ここから2キロ登ったところに黄鉄鉱があると本には書いてある。


集落を20分くらいして抜けると、針葉樹林の道にたどり着く。何回か道が分岐しているが直ぐ横に小川が流れているのでそれを目印にしてください。
昔はここで鉱石を採取していたらしく地面は舗装されていて比較的歩きやすいです。


1時間程登っていくと、車が2,3台止まれる行き止まりの場所に出る。
ここが、黄鉄鉱がとれる場所で、写真ではわかりにくいですが写真中央の白い所です。
採取の方法は、この行き止まりの左手が登山道となっていて、そこを2,3分登って道を右に降りれば到着です。
思った以上に地面は黄鉄鉱で光っていて、よくテレビで見る大金を発見したような興奮に陥る。


が、そこは粘土層で、足がどんどん底なし沼のように沈んでいく。同じ場所にとどまることができず斜面も急でとても危険です。
一人きりで、粘土層に飲み込まれないようにもがく姿はなかなか滑稽です。
 他のサイトや、本でも書いてあるようにおおまかに土をビニール袋に入れる。土と鉱石の分離は後の仕事に。


地面に出ている黄鉄鉱たち。トップの写真の黄鉄鉱より小さいですが、結晶の形はお見事です。


家に帰って土3キロくらいを水で綺麗に分離する。思った以上に大量の黄鉄鉱、これなら行く価値ありです。

3 comments
  1. 中ちゃん says: 2010年2月10日10:09 PM

    こんにちは~☆
    こないだ、演習林(あたしが調査やってるとこなんですけど)の事務所でご飯食べてたら、原色鉱物図鑑ってのがあって、
    それを見ながら後輩♂2人が、 鉱石は、男のロマンです とか言ってました。
    淡島さんを思い出しました。

    そうだ、i-phone 買っちゃったw

  2. 53toys says: 2010年2月11日10:42 AM

    はい、世の中不思議なものだらけです。それをみつけて、不思議だなあと思うことがオトコノロマンであります。
     最近女性のiPhone率高し。もしよろしければいろいろな使えるアプリを整理した資料があるので送りましょうか。

  3. 黄鉄鉱集積指環 2010 says: 2010年2月21日7:18 PM

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