雲母鉄鉱(ヘマタイト、鏡鉄鉱)U.S.A
角度を変えると、きらきらと光る鉱物です。
表面にくっついているだけでなく、鉄鉱の粒が層になっていているのでその奥行感がとてもおもしろいです。
明日から、下鴨神社では、80万冊が集まる古本市が始まります。
詳細)
http://www.mineralshow.jp/
さまざまな鉱石、化石展示販売する展覧会が始まります。
いったいどんな鉱物に出会えるか楽しみです。
後ほど、このイベントをブログに掲載します。
先生が手をこちらに向けた。
その手の中指には、大きなな鉄礬柘榴石(アルマンディン)が、小指には、小さな柘榴石(ガーネット)の指環をしていた。
「さて、ここで質問です。この大きな鉄礬柘榴石を地球、この小さな柘榴石が月だとしたらこの距離はどの位になるでしょう。」
その柘榴石がとても綺麗で、じっとその石を見ていたら、この鉱石は星をつくる材料そのものであり、パーツの一部であることに気づいた。
そう考えると、世の中にある工業製品や食べ物や着るモノ、あらゆる物が星の材料、星屑でつくられていた。
人間さえも、星屑なんだと言える。
そんなことを考えていると、先生が、
「正解は、光の速度で1秒かかります。つまり、光は秒速30万キロメートルですから、地球と月の距離は30万キロとなります。」
と手の柘榴をもう一方の指で指しながら言った。
Read More畑が広がる小道具を売っている古民家の縁側でぼ〜っとしていると、3羽の雀が飛んできた。と思った瞬間、それが流れ星だと気づく、「流れ星だ!」と叫ぶと同時に目の前の畑に落ちる。「ドスッ」、「ドスッ、ドスッ」。
それを見つけた周りの子ども達が、急いで拾ってくるんだけどそれぞれが青、紫、黄色のまばゆい光りに包まれている。
自分は、放射能の心配でなかなか近づけずにいたのだがそれを子ども達がウィスキーのボトルのようなもので瓶詰めにする。
まだ、かなり熱い。瓶に触ると40度以上はあった。
瓶詰めにした流れ星は、雪の結晶のような模様でまるで生きているように脈を打つ光りを放つ。実際に見ると、案外こんな形なんだと実感する。
綺麗だ。でもその光りがだんだんと消えていってしまうような気がして、今度は放射能の心配もせず、じっと見つめる。
あの落ちたときの「ドスッ」という見かけより重い音が耳に残る、
流れ星の夢をみた。
Read More京都一乗寺に恵文社というセレクト本屋さんがあります。
一度中に入ると、興味の連鎖により気がつくと童話「浦島太郎」状態になる不思議なお店。
google画像 恵文社
そこの奥にあるアンフェールにてJunK Factroyの作品が並びました。
きっかけは、2009年9月に「再生展」という個展(tsute鞄さんとご一緒に)をさせていただき、その時からのご縁でこのような形となりました。
アンフェール様、作品を気に入って頂き、また作品を置いて頂きありがとうございます。
みなみなさま、機会があれば一乗寺の恵文社まで足をお運びください。
[閉じる標本から、使う標本へ]
↑紅玉の指環
↑石英の指環
↑この箱の中の作品が、Junk Factoryです。ナイスなディスプレイです。
鉱石たちのなかに仲間入りさせていただきました。「新入生ですが、みなさんよろしくおねがいします。」
昔、過保護な親が苦手でしたが、自分もそうなりそうな気が、、、。
↑そして、左上にいるやつが 旧式宇宙船一号、二号です。ここにいったら
必ず挨拶をお互いする癖がつきました。売れないけど私のお気に入り。
今後、恵文社のホームページからも購入が出来るようになります。
恵文社
http://www.keibunsha-books.com/
前回の奈良の旅で見つけた黄鉄鉱を指環に。
自分で発掘して、土を分離して作っただけになかなかの満足度です。
不思議な結晶をする黄鉄鉱をこれでもかってくらい組み合わせました。
見ているとどんどん不思議になっていく黄鉄鉱集積指環 2010です。
黄鉄鉱は、真鍮と非常に似た色をしている。
成分を調べると決定的に違うことが判明しました。
真鍮は、銅(Cu)と亜鉛(Zn)の合金で 別名で黄銅と言われている。
黄鉄鉱(FeS2)は、名前の通り硫黄と鉄の硫化鉱物の一種でした。
ということは、両方ともに金属ですので錆びていく感覚が味わえます。
色の変化も楽しみです。
今回の旅のメインです。
宝石探し―関西地学の旅 大阪地域地学研究会 (著)
黄鉄鉱
鉱石の一つに黄鉄鉱と言われるものがある。
好きな鉱石で、俗称「にせものの金」と言われている。なんとその鉱石が奈良で手に入ることをこの本で知った。
この本は、関西圏で取れる鉱石の場所を丁寧に教えてくれる楽しい本です。
※行き方は思った以上に大変でしたのでもしこれを見て行かれる方は、アウトドアの本などをみて装備をしてください。水は1リットルは最低必要です。
行き方
電車 近鉄大阪線桜井駅からバスで「不動の滝」下車(だいたい500円くらい) その後徒歩2キロメートル(1時間半くらいかかります。)
バス乗り場は、談山神社行きのバスで、南口の1番 14系統です。
http://jikoku.narakotsu.co.jp/form/asp/ejhr0060.asp?fromcd=-3&dia=2&daykind=1
1時間半に1本くらいしかないので気をつけて下さい。
バスに揺られ20分くらいで、「不動の滝」というちょっと薄気味悪い場所で降りる。
1月なので、人も見えず予想以上に寒い、この写真の場所でユニクロのフリースを重ね着して、ホッカイロを用意して出発。
左手に目印となる滝が見える。ここから2キロ登ったところに黄鉄鉱があると本には書いてある。
集落を20分くらいして抜けると、針葉樹林の道にたどり着く。何回か道が分岐しているが直ぐ横に小川が流れているのでそれを目印にしてください。
昔はここで鉱石を採取していたらしく地面は舗装されていて比較的歩きやすいです。
1時間程登っていくと、車が2,3台止まれる行き止まりの場所に出る。
ここが、黄鉄鉱がとれる場所で、写真ではわかりにくいですが写真中央の白い所です。
採取の方法は、この行き止まりの左手が登山道となっていて、そこを2,3分登って道を右に降りれば到着です。
思った以上に地面は黄鉄鉱で光っていて、よくテレビで見る大金を発見したような興奮に陥る。
が、そこは粘土層で、足がどんどん底なし沼のように沈んでいく。同じ場所にとどまることができず斜面も急でとても危険です。
一人きりで、粘土層に飲み込まれないようにもがく姿はなかなか滑稽です。
他のサイトや、本でも書いてあるようにおおまかに土をビニール袋に入れる。土と鉱石の分離は後の仕事に。
地面に出ている黄鉄鉱たち。トップの写真の黄鉄鉱より小さいですが、結晶の形はお見事です。
家に帰って土3キロくらいを水で綺麗に分離する。思った以上に大量の黄鉄鉱、これなら行く価値ありです。